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書道コラム 墨磨りについて

当校では墨液は使わず、硯を使って墨を磨っていただきます。

これにも理由があり、最大の目的としては墨を磨って心を落ちつけていただくことです。

墨の原料は煤(すす)・膠(にかわ)・香料の3つに分類されますが、この香料にはお香の香りにも似た精神を落ちつける作用があります。

 

香料の中で最も高級と言われているのが「麝香」じゃこうと呼ばれるものです。文字通り鹿から取れるものなのですが、この麝香には「ひらめき」、英語で言うと「インスピレーション」を助けたり、無我の境地、深い精神世界に入る効能があると考えられています。

 

開拓者や幕末の志士などは絶筆をいくつも残していますが、もしかすると墨磨りと香料の力によって開拓や維新の深い思慮や力を得ていたかもしれませんね。

 

「色が良い」「筆がよく走る」などと高級な墨液も売り出されていますが、磨った墨には到底かないません。時間の短縮になるということで墨液を使わせる所は多いですが、少し手間をかけなければ見えてこない世界があります。

 

心を落ちつけて墨を磨る。固形墨の存在価値を今一度見直してみましょう。

 

 

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